谷内建築の日常や家づくりの疑問
建築現場風景などお届けしております。
今日は、自然素材の家づくりのために必要な
『大工道具』で欠かせないものについて
お話ししたいと思います。
1.“さしがね”とは
このL字形の定規、ご存じでしょうか?
建築や木工関係で使われるL字形の定規“さしがね”とは、工作を精密に行うための道具で、狂いのない正確な長さや角度の計測に使うほか、木を切る時に使用するものです。
日本の建築は勾配屋根を架ける関係から、小屋、軒回りの各部材の墨は屋根の平勾配を構成する直角三角形を分析して割り出す、これを規短術というのですが、昔から大工必修の技能。
つまり、上手にさしがねが使えることは、
大工技術を象徴する道具なのです☝️
~さしがねの特徴~
L字形の金物に目盛りを刻んだ定規。
長さを測ったり、分割点を割り出したり、直角を調べたり、多角形を割り出すほか、目盛りの性質を利用して丸太から角材を木取ること(その場所に合った材木を選ぶ寸法出しのこと)、円の展開長さを知ることなどに使用します。
2.“墨つぼ”とは
墨つぼは、大工道具でかかせない道具の一つ。
使い方は、墨を含ませた糸の端を端点に合わせて引っ張り、墨糸を摘まみ上げて弾き戻すことで、糸の墨が材料に叩きつけられて墨が付きます。
真っすぐな水平ラインの目印をつける道具。現在の建設現場ではレーザーなどで直線を引くことが多いので、墨つぼはあまり使われなくなりましたが、レーザー器具が無い時代、大工や建築職人の必需品として、墨つぼがあったからこそ、建設技術が現在の高水準まで発展したのです✨
3.のこぎり
ノコギリは、みなさんもお馴染みですよね🪚
木材などの木工材料を切断するための道具。
最近ではDIYが人気なので、ご家庭にある方もいらっしゃるのでは!(^^)!
ノコギリには工作の目的によって様々な種類があります。
材料を挽く(ノコギリで切る作業)ときは、はじめから正確に挽くことが大切で、挽き終わってから切り口をのみなどで修正することは時間がかかってしまうので、決して上手には仕上がりません。のこ挽き後の修正ほど無駄な作業はないので、充分に注意して挽くことが大切です。
4.“のみ”とは
建築大工が使う“のみ”は、部材に穴をあけるための工作に用いるほか、狭小部分の削りや仕上げに用いる道具。
工作の目的ごとに多種ののみが使い分けられています。
最近では角のみ機械による作業が普及しているので、のみの需要の大半は造作材の工作に使われています。
刃物はつねに手入れを行い、刃先は直角に研がれていること、切れ味を保つことが大切です✨
5.“かんな”とは
かんなは木材の表面や切り口を平面あるいは曲面等に削り仕上げするための道具。
工作の目的によって各種のかんなが使い分けられています。
美しい削り肌を得るためには、木材の性質について、その基本を知る必要があります。
かんな削りの原理は、かんな刃が木材の表面を薄く削り取っていくのですが、木材には木理があるので木理の方向を見定めて、これに逆らわないように削ることが大切なのです。
現在、このような大工道具を扱える職人が減り、電動工具や機械化、いろんな工法があるのも現実です。
しかし、電動工具も人間の手作業の延長からできたもの。
手工具を知るということは
電動工具を知ることと深くかかわっているのです☝️
私たち、木工に取り組む職人として
伝統が持つ価値の本質を大切にし
大工職人にとって命の
“大工道具”を大切に丁寧に扱い
優れた仕事をして行きたいと思います💪
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